さて、いよいよ講義も3回目。
前回の続きのHagodからPigaまでHILOT5つの技法の全てを習います。
前回の講義の後、毎晩必死に思い出しながら本日を迎えました。
とはいえ、技法を覚える事にだけ集中するのではなく、クライアント様の体と向き合って丁寧に接していきたいです。
それでは、いきましょう!
前回の講義内容はこちら
本日の講義は赤のライン!
- Haplos 優しく撫でるという意味 短く軽いストローク←体への挨拶。刺激は少なめ。
- Hagod 深く長いストローク←ハンドスキャニング&マッサージの根幹
- Pindot 母指を使う
- Pisil 2〜3指でつまむ
- Piga 手で握る・絞る
本日のエルビーさんの様子
前回と同様、エルビーさんと世間話をしながら現在の体の様子をヒアリングします。
エルビーさんは、前回来た時よりもコリや痛みが少ないとの事でした。
実際にハンドスキャニングを行いましたが、エルビーさんが言うように前回と比べて背中全体が改善していました。
むくみやはりのせいで見えなかった肩甲骨ラインはまだうっすら見えています。
前回から1週間も経ったのに、未だにHILOTの効果が体に残っていることに驚きました。
とはいえ、やはり肩や腰が張っている・左右のバランスが崩れています。
また、以前は肩と腰の体温が低く感じましたが、今回はその中間が低いように感じました。
なぜその部分だけ低いのか、考えながらハンドスキャニングを継続していきます。
ate kayoko先生によると、内臓が冷えている可能性があるとのこと。
そのため、体全体の特に深部が温かくなるような施術をしていきたいと思います。
肩と首へのアプローチ〜背中全体〜腕
前回は、背中全体のHILOTを実施しました。
今回は首と腰を重点的にアプローチする手法を学びます。
日本人の多くは首と肩が凝っている人がとても多く、首と肩のアプローチでクライアント様の満足度が大きく変わるため気合いを入れて学びます。
Hagod
肩周りは特にむくみが起きやすく、肩甲骨の動きが悪いと背中全体の血流が滞ってしまいます。
老廃物が流れるようにマッサージをしていきます。
Hagod 深く長いストローク:首1
首に近い場所に掌を乗せ、手でタコを作る用に肩から首に向かい深くhagodをしていきます。
ここでは、全体的なコリやハリの有無及び包括的なマッサージを行います。
Hagod 深く長いストローク:首2
手のひらを使った全体的なマッサージが終了したら、次は拳を使うマッサージをしていきます。
前回と同様に、指の第二関節と第三関節の間を使用します。
Hagod 深く長いストローク:首3
拳を使うマッサージが終了したら、今度は親指でコリを探していきます。
親指には力を入れずに、自然な力で流れるようにしていきます。
(力を入れるとコリを感じることができない)
その後、凝りが見つかったら重点的にマッサージをしていきます。
掌→拳→指と刺激を与える場所を「広→狭」へ変化させ、的確にコリに対してアプローチをしていきます。
Hagod 深く長いストローク:肩甲骨
首の次は、肩甲骨ラインです。
親指の腹で擦るようにして凝りを見つけていきます。
驚いたのが、ゴリゴリした凝りがいたるところにあるということ。
これは骨ですよね??と質問すると、
いえいえ、これ全部コリですよ。
という回答が返ってきたことに驚きです。
このゴリゴリとした凝りをなるべくほぐしていきます。
脇の下まで流れるようにマッサージをしていきます。
Hagodはここまでです。
Pindotにいく前に、背中全体にHagod(拳を使用したHagodとハンドスキャニングHagod)を実施し、背中全体の血流をよくします。
Pindot 母指を使う
Hagodの次はPindot。
指を使用してピンポイントにアプローチしていきます。
Pindot 母指を使う:肩
首と肩のHagodが終了したら、次は背中全体のPindotを行います。
ゆっくり、圧をかけていきます。
指圧の1つで、 3秒かけて押して3秒かけて離す。
急に強く早く行うと体が過剰に反応してしまうため、これからPindotを行いますよと体に合図を送ってあげます。
Pindot 母指を使う:首
背中全体の次は、首のPindotを行います。
鎖骨ライン内側を親指で押しながら、小さな三角を描くイメージです。
首が凝ったときに自分で軽く肩を揉むことありますよね。
場所的にはそこ。
Pisilに移る前に、背中全体にHagod(拳を使用したHagodとハンドスキャニングHagod)を実施し、背中全体の血流をよくします。
Pisil 2〜3指でつまむ
次はPisilです。
Pisilは2から3指でつまむ施術になります。
血流が良くなるのはもちろんのこと、スピリチュアル的には悪い物を摘み上げて取り出すという意味があります。
背骨の両サイドをつまみ上げ軽く揺らします。
首の付け根の少し下から骨盤の直前まで行います。
その後、両サイドを同じ手順で行います。
Pisilが終わったら、いよいよ、最後の施術Pigaに移っていきます。
Pigaに移る前に、背中全体にHagod(拳を使用したHagodとハンドスキャニングHagod)を実施し、背中全体の血流をよくします。
Piga 手で握る・絞る:背中全体1
最後の施術、Pigaです。
Pigaは、手で絞る・捻るという施術になります。
まずは、背中全体を施術。
片側づつ施術していきます。
説明するのがとても難しいのですが、両手を背中の片側に当て、左手は右に、右手は左にスライドさせていきます。
そうすると右手と左手が最も近くなる場所のお肉が若干持ち上がります。
両手を同時に近づけるのではなく、体全体を使いながら右〜左〜と動かしていきます。
Piga 手で握る・絞る:肩
お次は、肩まわりです。
鎖骨の少し上から肩甲骨手前までを捻るように動かしていきます。
ここは頭の近くなので、ダイナミックに動かしすぎないように注意します。
Piga 手で握る・絞る:背中全体2
次は、背中です。
1番初めに背中のPigeを行いましたが、ここでは絞り上げる施術を行います。
背中だけではなく、ウエストや胸の肉と一緒に絞ります。
まるでパンを練ってるみたい。
これは、痩身効果がありエステでよく見られる手法の1つです。
こちらもリズミカルに体全体で施術していきます。
ねじ込む動きは、肩〜背中〜肩の順番に行います。
Piga 手で握る・絞る:腕
そして、最後は腕のPigeです。
肩からリズムを崩さないように腕に移動し、同じように絞り込む施術を行います。
施術する面積が狭くなるのでリズムが速くなりがちですが、クライアント様のリラックスを妨げないよう、常に一定にするように心がけます。
同様に、反対側も施術していきます。
これで、5つの手法が終了です。
最後にハンドスキャニング
すべての施術が終わったら、Hagodで再度ハンドスキャニングをし改善していたら終了です。
Haplosをして、クールダウンを実施します。
改善していなかったら、その部位を再度マッサージしていきます。
一度の施術で全てが完全に改善するわけではありませんが、施術前後の身体の違いを確認することが大切です。
一度で全てを改善しようとすると、反対に体に負荷がかかりすぎてしまいます。
また、すべての技法を行うにあたり「1つの技法を何分実施する」と決まっているわけではありません。
アプローチの仕方は様々です。
自分が納得いくまでマッサージをしていきます。
HILOT の講習を受けて感じたことは、街中にあるマッサージ店はクライアントの体を見ることなく時間で区切って施術をしているところが多く、的確にアプローチできていない気がしました。
そのため、私はマッサージが気持ちと感じがあったことがなかったのかもしれません。
技術だけに頼ることなく、クライアント様の体を知り的確にアプローチをするということがとても大事だと感じました。
講習は終わりじゃなかった・・・
ここまでで約3時間が経過しました。
汗だくです。
しかし、モデルのエルビーさんの体は前回よりも大きく改善し、本日の抽出を始める前子でも改善を感じることができたので、感無量!
やり切った感を醸し出しながらエルビーさんを見送った後、ゆっくりノートをまとめる時間やディスカッションを行い、本日の講習は終了かと思いきや…ate kayoko先生が
それでは、今まで習ったことを私に施術してみてください
え・・・?
本当に・・・?
体力はすでに尽きかけ、HP残り1の状態です。
さらにate kayoko先生に直接接するなんて、緊張感max。
心の準備ができていなかったので、あたふたしてしまいましたがホワイトボードに手順を書いていただき、見ながらやって良いとのことでした。
大事なのは覚えることではなくクライアントの体を感じることですよ
とのお言葉をいただきテクニックに走ることがないよう、気をつけながら、いよいよ施術スタートです!
ate kayoko先生の体への施術
今まで、バッキバキ&ムッチムチの体のエルビーさんしか触ってこなかった私。
ate kayoko先生体を初めて触った時は、
あ!ちゃんと鎖骨がある!
ハリがエルビーさんと比べてないから、指が入る!
と、終始いろんなことを発見することができました。
人によってコリの部位や貼り方、体温が様々です。
たった2人の体しか触っていないのに全く違うことに驚きを感じました。
施術中、ate kayoko先生から細かい指導が入ります。
時々、ノートやホワイトボードを確認をしながら何とかすべての施術が完了しました。
総評
すべての節を終了し、ate kayoko先生総評をいただきました。
総評
- Haplos・・・やりながら、もっと感覚をつかんでいきましょう。
- Hagod・・・拳のHagodは、手の関節が当たってしまい痛みを感じることがあった。力が入りすぎている。軽く手を握るくらいでOK。
- Pindot・・・肩のPindotは良かった。しかし、親指に力が入りすぎていて肩の凝りを見つけることができていない。もっとリラックスをする。
- Pisil・・・つまみ方が雑。ガシッとつまむのではなく、軽くつまみあげる。
- Piga・・・良かった
施術中も細かく指導があり、自分が無意識にやっていることが相手にとって気持ち良いこととは限らないということがわかりました。
人の体はそれぞれ。
その人の体と向き合いながら、確実に雪を行えるようになるまでは何度も実技をする必要があると実感。
新しいことを学び、いろんなところに力が入りすぎていて身も心もボロボロ…私の場合は特に腰がすごく痛くなりました。
今まで中腰の姿勢をずっと継続をしたことがなかったので当然と言えば当然かもしれません。
講習の後、思わず
私にHILOTをしていただきたいのですが・・・いつ予約取れますか・・・?
と聞いてしまいました。
今すぐにでも予約を取りたい気持ちでいっぱいです。
特に腰が痛いと話をしたところ、
ちょっとベッドに横になって〜
と言われました。
おとなしくベッドに横になると、ate kayoko先生ドライマッサージがスタート!
…もう、天国に登る位きもちよかった…
今まで、あまりマッサージを気持ちと感じたことがない私にとっては、改めて
あー…マッサージ最高。毎日やってもらいたい
と感じるクライアント様の気持ちが分かりました。
ゆっくり15分くらいドライマッサージをしていただきましたが、腰の痛みはみるみる軽減し、知らず知らずに凝っていた形がとても軽くなりました。
的確なアプローチのおかげで、なんとか家まで帰れそうです。
本当にありがとうございました。
翌週、HILOTの予約をさせていただきました。楽しみぃ!!!
私の帰国&ate kayoko先生の本帰国が迫っているため、一生こなすような練習をすることができません。
そのため、講習後は友人に他のにモデルをやってもらおうと思いました。
今日のレッスンは内容がとても濃く、なんだかんだ6時間休憩なしのノンストップ講習となりました。
次回の講習では、別の部位のマッサージのやり方を学びます。
5つの基本的な技法を知ることができたので、ひとまずほっとしました。
忘れないように必ず復習をしたいと思います。
それではまた!