- ダイビングの重器材の購入を悩んでいる・・・
- 種類が多いし、高いから簡単に買えないよ・・・
- ショップの人じゃなくて、実際に購入した人の声を聞きたい。
こんな悩みを解決します!
フィリピンでダイビングを始めて早5年。経験本数を200本超えたあたりから重器材を購入するか悩んでました。
悩んで悩んで半年間・・・この度、マイ器材を購入しました!!
結果、「買ってよかった」と思っていますが、購入までは長い道のり・・・。
そこで、私が購入するまでの葛藤や決め手をシェアすることで、購入を悩んでいる方々のお役に立てれば幸いです。
重器材とは?
ダイビングの重器材は、BCDジャケット、レギュレーター、オクトパス、ゲージの4つです。
マスク・フィン・ウェットスーツと順にそろえていき、重器材は一番最後に購入する方が多いのではないでしょうか。
重器材は高価
そして、買ったら後には引けなくなる・・・・
故に、購入するまでに悩み方が多い器材ナンバーワンなのです!
重器材の購入をお勧めする人・お勧めしない人
ダイバーのすべての人がマイ器材が必要というわけではありません。
そして、なんでも買えばいいってもんではありません。人によっては必要としないケースも。
おすすめできる人とできない人がいますので、自分がどっちに当てはまるのか一度検討してみてください。
おすすめする人
快適にダイビングしたい人
レンタル器材の場合、ショップによってBCDの種類、サイズ感が違います。
マイ器材であれば毎度のフィッテングは不要。操作方法も毎回確認する必要はありません。
そして、レンタル器材は、「安全」をダイビングショップに預けている形。
以下は、私がレンタル器材使用時に生じた不具合です。
皆さんは、このようなことはありませんでしたか?
こういったことは、マイ器材を適切に管理していればありません。
万が一あったとしても、操作に困ることがありませんので、対応可能です。
もっとうまくなりたい人
マイ器材を購入すると生まれるのは、
- 精神的な余裕
- ダイビングへの責任感
- ダイバーとしての自信
良いことしかありません。
そして、この三拍子が揃えば自然にダイビングスキルが上達していきます。
精神的な余裕がなくて、自分のスキルに自信がない人はぜひこの威力を感じてほしいです。
おすすめしない人
金銭的に余裕がない
一式そろえると30万円以上になる重器材・・・
一括で購入できないのであれば、支払いが重荷になる可能性があります。
今は我慢の時。
いつか購入する「その時」を楽しみに、器材の情報収集に勤しみましょう。
貯金して、購入しましょう。無理は禁物です。
年に数回しかダイビングをしない人
今後もダイビングを続けるか分からない人は、器材を購入する必要はありません。
私は、フルセット購入したもののすぐに使わなくなる人を多々見ています。
何本も潜ってから購入した方が自分に合う器材が分かるのではないでしょうか。
オープンウォーター取ってすぐ!のような方は、もう少し様子を見てもいいと思います。
わたしが購入した理由
私は、5年前からダイビングを始めて、200本潜ったのをきっかけに重器材の購入をしました。
購入した決め手は「快適・安心にダイビングをしたい」と思ったからです。
また、「ダイビングを一生の趣味にしたい」と考えたから。
月に1-2本は潜りに行きたいと考え、同時期にフルオーダーのドライスーツとウェットスーツも購入しました。
もうこれで引き返せない感じがしますが、決意の表れ・・・!これからたくさん潜っていきます!
最も悩んだのはBCDの形状。
代表的なのは3種類、
- レンタル器材でよく使用されている万人向けフロントアジャストタイプ
- マニアック向けと言われているバックフロートタイプ
- スタビライジングタイプ
です。
タイプごと・メーカーごとに様々な仕様があります。
私は、バックフロートタイプを購入しました。
決め手は3つ。
- 軽い・コンパクト重視←海外&沖縄でダイビングをするため
- 写真が好きなので、脇周りの操作性向上&水平安定しやすい
- ある程度の経験本数がある
お世話になっているショップで、何時間もカウンセリングしてもらい、私のダイビングスタイルを考慮した結果です。
私が購入したAQUA LUNG(アクアラング) プロ HD コンパクト Pro HD Compact BCジャケット バックフロート BCDは、ウエイトを腰に巻くのではなくBCDのポケットに入れる形で、腰が痛くなりがちな私は思いのほか快適。
レギュレーターは、私はレンタル器材使用時にいつも不愉快だった
- 吸うときにシブい
- のどが渇く
を解消できる「吸いやすい&のどが渇きにくいタイプ」の、アクアラングのレジェンドを購入。
レジェンドでも3つ種類がありますが、一番安いやつです。
一番高いやつは、流氷でも潜りたい人用でした。私には必要ない
レジェンドが吸いやすくて、レンタルにありがちな「しぶい」感じが全くない。
のども全く乾かない。
これらは本当に買ってよかったです!
購入後の不安3つを解消します
マイ器材良いよ!と布教していますが、まだまだ気になることはありますよね。
ほんとに購入する必要があるのか!?
購入後の管理がめんどくさいのではないか!?
これらの疑問を解消していきます。
マイ器材の購入を迷っている方は、ぜひ読み進めてください!
レンタル器材で良くない?
もちろん、レンタル器材で良い人もいます。
それは、「レンタル器材」でも全く問題ない人。
私の友人で、ダイビング歴20年、500本以上潜っている人がいますが、マスク以外すべてレンタル。
とっても上手で、どんな器材でも何があっても全く問題ないスキルの持ち主。
「弘法筆を選ばず」といいますが、まさにそれ。
どんなトラブルも楽しめる&エントリー後に器材を変えてほしいと主張できる。
こういった人は、レンタルでも問題なし。
レンタル器材の費用は、そんなに高額ではありません。
1日3000-5000円程度。
1日3ダイブするのであればレンタル代無料!というリゾートダイビングショップもあります。
とはいえ、30万円の器材は30日間でペイできてしまうのね。
私の場合、1年以内でペイできてしまう計算でした(買ってよかった)。
何買ったらいいかわかんない&高額
BDCとレギュレーターの種類はさまざま。
カタログを見ても専門的な用語も多くて、分からない
試してから購入することもできず、なかなか自分では判断しにくいです。
何を購入すればいいか、人それぞれ。
そのため、自分のダイビングスタイルを理解してくれているプロに相談しましょう。
特に、初めて購入する人は「カウンセリング」をしてもらうと安心です。
管理(洗い方や保管方法)がめんどくさい?
レンタルの場合はダイビングが終わったら器材を脱いで終わりですが、マイ器材は①洗って②干して③取り込んで④収納して⑤運ぶ 作業が必要になります。
一見めんどくさそう?
しかし、これは慣れます。
洗うのは、ダイコンやカメラを水に漬けて塩抜きしている間にチャチャっとできます。
- BCDに口で給気
- 水を入れてカシャカシャ振って逆さに持つ
- 排気ボタンを押して水を出す
この3作業だけ。
レギュレーターは蓋をしっかりして、そのまま水にドボン。
あとは器材干し場で干すだけ。
メッシュバックへは、底からフィン→BCD→(BCDの中に入れるような形で)レギュレーター→受けっとスーツの順番で入れて車に積んで終わり。
文章にするとややこしいけど、実際にやってみると「手間まったくないな」という感想です。
持ち運びどうするか問題
問題なのが、持ち運び問題。
私の場合、重器材+軽器材だと15kgくらいになる。
自宅からショップまで、徒歩5分くらいなのですが肩が抜け落ちそう。
ショップからは車なので、自分で運ぶのは行き帰りだけですが、
ドライスーツを入れるとなると、もう持ち運びできない・・・
ダイビング機材用のスーツケースを購入するか検討していたのですが、幸いなことにショップですべて保管してくれるとのことで購入には至りませんでした。
年間数万であれば保管料を支払ってもいいので、保管してくれるところがあればお願いすると楽チンです。
そして、私は年に2~3回、沖縄と年に1回は海外でダイビングをしています。
その時の運搬方法ですが、沖縄の場合はショップにダイビング器材のみ事前に配送しています。
ダイビング終了後は、ショップから自宅に配送してもらっています。
送る時は、メッシュバック。メルカリでも安く手に入ります。
ショップ配送が難しい場合は、ホテルでの配送にしています。
何なら、地元のショップからホテル・沖縄のショップに直接配送してもらっているので、私がその手続きをすることはありません。
とっても楽!最高!
海外ダイビングの場合は、残念ながら持っていくしかありません・・・。
大き目のスーツケースの半分以上はダイビング器材です。
次回は32kgの追加費用を支払っていこうと思います。
私の購入の決め手
どのような器材を購入しようか迷う前に、「器材を購入する」を決意した理由をお伝えします。
「より快適・安全にダイビングを楽しめる」という言葉の偉大さ
これに尽きます。
レンタル器材あるあるのトラブルや不愉快がない上に、自分の器材であれば隅々まで知っている。
ダイビングは自己責任のスポーツ。
自分の命を助けられるのは自分だけ。
逆にマイ器材なのに、不安が解消できなければ「ダイビングに対する考え方」を見直した方がいいかもしれない。
自分の機材を持って、責任と自信と安定を身につけたかった
精神的な余裕がない私は、いつも不安な気持ちで潜っていました。
そのため、「なにが不安なんだろう」と考え、その不安を1つ1つ潰していきました
- 天候がイマイチ
- 透明度がみそ汁
- 気温
- 船酔い
- 初めて潜る場所
- バディが初めて潜る人
- 器材がフィットしない
原因はさまざまです。
でも、自分で解消できるものは積極的に解消していくため、重器材を購入。
そして、器材の洗浄やメンテナンスを行えば行うほど、愛着が沸き、大切にしようと思える。
そして、最も大切なのは「何かあったら誰かに助けてもらおう」という精神は封印すること。
全部自分でできるようにするのが大切。
もちろん、トラブルがあった際にはすぐにバディやイントラに伝えることは大切です。
しかし、ドリフトダイビングで流されても、「ガイドが助けてくれるから大丈夫」とは思わないこと。
マイ器材は自分を守るための武器となります。
金銭的に余裕があった
私は、社会人を10年以上経験し、現在は子供もいません。
そのため、資金面はネックにならず一括購入することができました。
また、ダイビングを通じていろいろな方と知り合うことができました。
フットワーク軽く行ってたお陰。
ダイビングにはまった時期が、タイミングよかったなと思います。
購入の際の注意点
購入の決意が固まっても、何を買えばいいのか分からない。
選んでいる間に熱が冷めて、結局買わないパターンも往々にしてあります。
どうやって買えばいいか、何を買えばいいのか、参考にしてください。
安い器材=悪い、高い器材=良い という単純なものではない
「自分のダイビングスタイルに合う」器材を選定することが大切です。
かっこいいから〇〇にしよう、とりあえず一番高いもの・最新のものを購入しておけば外れないでしょ。
その選び方で、安心ですか?
重器材は、「命」に係わる器材。
信頼のおけるショップで、信頼のおける人から購入してください。
インターネットで購入する方が安いですが、それは上級者向け。
信頼のおけるダイビングショップに相談すること
何度か一緒に行ってもらって、スタイルを見てもらいましょう。
不安に思っていることをちゃんと伝えて、重器材を購入したあとに「自分がどうなりたいのか」を伝えましょう。
話もろくに聞かず「最新の買いましょう!最高グレードを買いましょう!」といってくるショップは要注意!
信頼のおけるショップを知らない
今のショップに疑問がある
そんな人は、私に連絡をもらえれば紹介できます。
私が購入したショップは、神奈川県にありますが、何時間でもカウンセリングしてくれました。
彼は、マニアックだと言われているバックフロートは、私のスタイルならぴったりだと自信もって言ってくれました。
(なぜマニアックだと言われているのか謎ですが・・・)
オークションや中古品は購入しないこと
特に、レギュレーターはやめた方がいい。
中古だとメンテナンスがどうなっているのか不明だし、吐しゃ物でホースの中が汚れている可能性もある。
洗浄が中途半端だったら・・・?
オーバーフロート済みといわれただけで、信頼できますか?
そんな簡単に、信頼しちゃダメです。
あなたが目利きできないのであれば、知らない人から・状態が分からない機器は買わない。
管理責任は自分にあることを自覚する
購入後、年に1回はオーバーフロートに出しましょう。
私の場合は、購入したショップで案内を出してくれるので忘れることはありませんが、メンテナンス・保管時の注意は自分で責任を持って行いましょう。
購入すると愛着が沸くので、忘れようがありません~!!
まとめ
私は、マイ器材を購入してよかった!と1ミリも後悔がありません。
そう思えたのは、ちゃんとカウンセリングしてもらえたからに他ならないと思っています。
そのため、必要性を考え自分のダイビングスタイルを明確にして、信頼のおけるショップに相談してみることをお勧めします。
BCDとレギュレーターは値段が様々で選択肢も多いです。
何度も検討して、納得のいく機器を購入しましょう!!
このブログを読んでいる方が、素敵なダイビングライフが遅れますように・・・
では、また!