飛行機の長時間フライト座席は「パントリー前非常口座席窓側」一択の理由〜長距離移動でも快適な空の旅のために。
長時間のフライトを経験したことないから、なんだか不安だなぁ。
長距離フライトと短距離フライトで、選ぶ席は違うの?
座席って、結局どこが一番いいの?
こういった皆様の疑問点にお答えしていきます。
この記事をご覧になっているあなた。少なからず長時間飛行機に乗ることに不安を感じているのだと思います。いろいろ調べたけど、結局のところどうなの?って感じですよね。旅行だって、移動が苦じゃなかったら・・・。そんな不安を解消します。
私は、現在マニラに駐在中しております。
職場環境は良好で、日本にいるときより休暇が取りやすいので旅行に行きまくってます。
しかし、自律神経がちょっとアレで、「逃げることができない場所」に「長時間滞在する」のが苦痛です。心臓がバクバクして、呼吸がしにくくなります。最近は、薬を飲んでも治らない頭痛に悩まされています。飛行機は、フィリピン⇄日本の4時間強が限度。そんな私が、憧れの地ニューヨークに行くために初めて長時間(16時間)フライトでを体験。バッチリ対策したおかげで長時間フライトは大成功に終わり、その後何度も長時間フライトを体験し、対策にさらにリバイスをかけました。
これから長時間フライトに挑もうとしている方の、情報収集のお力添えが出来れば良いなと思っています。
それでは、いきましょう!
飛行機の長時間フライト座席は「パントリー前非常口座席窓側」一択の理由:座席はどこがいいのか論争。
こちら、参考に飛行機のシートマップを例に出します。
アプリのSeatGuruより
窓側か真ん中か通路側か問題
写真でいうと窓側がAとK。真ん中がB、E、J。通路側が、C、D、F、Hです。
窓側のメリットとデメリット
【メリット】
- 窓にもたれて寝れる
- 他人に寝ることを邪魔さない
- 窓の外の景色をずっと見れる
【デメリット】
- トイレに行き辛い(隣の人を起こさないといけない)
- 上に片付けた荷物が取り辛い
- 寒い
真ん中のメリットとデメリット
【メリット】
・・・ない。
【デメリット】
- トイレに行き辛い
- 上に片付けた荷物が取り辛い
- 両隣がいると圧迫感がある。
通路側のメリットとデメリット
【メリット】
- トイレにいつでも行ける
- 上に片付けた荷物が取りやすい
【デメリット】
- 窓際の人がトイレに行くたびに起きないといけない
- 食事や飲み物の際に、目の前がガチャガチャする
- 通路を歩く人が椅子に手をかけて来る。時々ぶつかってくる
- 窓側の人がトイレのとき、席を立たなければいけない
前方か後方か問題
前方
【メリット】
- 降りる時に早く降りれる
- 機内食が選べる
【デメリット】
- 特にない
後方
【メリット】
- 特にない
【デメリット】
- 降りるのが遅くなる
通常座席か非常口前座席か問題
通常座席
【メリット】
- 追加費用が発生しない。
【デメリット】
足元が狭い
- 前方座席のリクライニングで圧迫感が出る
非常口前座席
【メリット】
- 足元が広い
【デメリット】
- 足元に荷物が置くことができない。
- 空気の通りが良いので寒い。
- 国際線の場合は、英語を話せることが条件となる。
短時間のフライトなら、どの席を選んでもさほど苦痛ではない。
外の席を見てワクワクしたい!降りる時にゆっくり降りたい人は、窓側がおすすめ。
座席指定なして、最も安く旅行したい人は、真ん中。
好きなタイミングでトイレに立ちたい!という人は、通路側がおすすめ。
長時間フライトなら、パントリー側非常口窓側一択。しかし色々な意見があります。
ほどんどの人が、非常口席はやめたほうがいい!!という意見です。
でも、私は長距離フライトの場合は本気でパントリー側非常口窓側の座席一択。
ほとんどの人が止めた方がいいという割には、座席の予約代はがお高めなのにすぐ完売している事実。(そもそもの席数が少ないのですが。)
改めて、窓側+非常口座席のデメリットを記載します。
- 足元に荷物が置けない。→ハンドバックもダメで、不便!お水とか何処に置けばいいの?
- 空気の通りが良いので寒い。
- 国際線の場合は、英語を話せることが条件となる。
- リクライニングが使えないことがある。
- 座席の目の前に人がたむろして、不愉快!
なんだか、とんでもないくらい不便そうですね。
しかし、それを全て無にするメリットは「足を伸ばせること」。
え?知ってるよ。いろんなサイトで書いてあったよ。
いやいや、単に予約して座って、ちょっと疲れたら足を伸ばす・・・これだけじゃありません。
私が実践したことを記載していきますが、これが出来れば「本気でプレミアムエコノミーにする必要なし!」と断言できるほどの快適さを手に入れることができました。
是非、見てらっしゃい!
飛行機の長時間フライト座席は「パントリー前非常口座席窓側」一択の理由:迷わず一択という私の根拠と体験談。
全ては長時間のフライトを「いかに楽しむか」ではなく「いかに身体的・精神的に負担がない」か。
私にとって、長時間フライトはただの修行の場です。本当にストレスです。何がそんなに嫌かって、ストレスがとてつもないからです。
長時間移動に伴う身体的ストレスと精神的ストレス
体内のガス(特に胃や腸)が膨張する
いつもより喉が渇き、疲れやすい
風邪をひきやすくなる
痛みが悪化する
体が硬くなる
時差ぼけがある
長時間、閉鎖的な空間に閉じ込められる
急な体調不良でも降りることができない
機体が揺れると不安で仕方がない
とにかく音が怖い
自由がない
その中でも、一番苦痛なのが「長時間、閉鎖的な空間に閉じ込められる」「自由がない」です。
しかし、それを解消・緩和できるのが、パントリー側非常口窓側なのです。
体験談:パントリー側非常口座席は単に足元が広いだけではない。
なぜ「非常口座席」なのか
非常口席は前方座席がないことによる利点が、そこにはある。
・足を思いっきり大きく遠く伸ばせるし、腰のストレッチもその場で出来る。
・隣の人のトイレのタイミングに気を使う必要がない。(=起こされない)
・いつでも立てる。目の前のスペースでストレッチがすぐ出来る。
・前方座席がないから、圧迫感が全くなく精神的に良い。
・モニターと目線の角度や距離を調節できる。
自由度が高いです。
なぜ「パントリー側なのか」
こちら、私が実際に座った席です。
座席指定するなら、上の写真のようなパントリー側が最良。この写真は、パントリー側でかつ通路側でしたが、窓側の方が快適だと思いますので、次回の予約は窓側を選択します。でした!
トイレは反対側のパントリー近くにあるから、目の前に人が溜まることがほぼありません。
非常口席トイレ側のデメリット
最初は、足が伸ばせる非常口席ならどこでも良いかなと思いましたが、それは大間違いでした。
上の写真は香港→NYの行きの便のパントリー側非常口座席でしたが、帰りはその反対側の(トイレ側)トイレが目の前の非常口席で、快適だったとはいえませんでした。
目の前がトイレ・・・。
5時間くらい経過したところで、カップルが目の前でイチャイチャし始める始末。テレビ観たいけど視界に入るから気になって仕方がない。
トイレで人が滞留する場所にもなってた。パントリーの近く、鉄則!!!!
この席のデメリットは、トイレが目の前というだけで不愉快。トイレ街の溜まり場になる。トイレのドアがいつも少しだけ開いていて光が外に漏れる。
良いことない。
今後、この座席だけは回避しようと思っています。
モニターとの距離感が調節可能
モニターは、座席横の収納スペースから持ち上げて目の前に固定するタイプだったのですが、これがほんとに便利でした。
通常のモニターはこんな感じですよね。若干目の高さより上にあり、調整不可。
非常口座席のモニターはこんな感じ。
遠めに設置することも可能。モニターの角度を変えるのも自由。
角度を変えてちょっと調整するだけで、快適度が上がる上がる!
これであれば、目線を少し下にした状態で見続けることができ、首の負担を軽減することができます!
パントリー側非常口座席のデメリットは、本当にデメリットなのか?
結果、デメリットではないという私の意見をお聞きください。
- 足元に荷物が置けない。→離着陸の時だけは本当にダメ。とはいえ、前後1時間くらいです。その後は大きすぎる荷物でなければ大丈夫なので、なんの不便もありませんでした。
- 空気の通りが良いので寒い。→寒くなかったです。非常口座席だから、余計寒いということはないのでは?
- 国際線の場合は、英語を話せることが条件となる。→それは緊急事態の時だけです。そして中学生英語で大丈夫です。
- リクライニングが使えないことがある。→事前に確認すればリクライニングが使用できるかどうか判ります。香港⇄NYはリクライニング可能でした。
- 座席の目の前に人がたむろして、不愉快!→これは、トイレ側に限ります。パントリー側の待機率はほぼゼロ。時々、コーヒーやお菓子をとりにくる人がいましたが、全く気にならないです。
この中で、みなさんが思う最大のデメリットはなんでしょうか?
私にとっては、全て大したデメリットではございません。
これが一番のメリット:足を最大限のばす方法
種明かしです。
こちら、今回機内に持ち込んだリュックです。40リットルのリュックで女性が持てるギリギリのサイズ感。以前、4日間くらいの旅行のために買ったバックパッカー用のリュックがここで役に立ちました。
有名どころのオスプレーです。
これ、なにが良いってレディース設計されてるから長時間背負ってても疲れないんです。そして頑丈。お手入れも拭けばある程度きれいになるので、メンテナンス楽チンです。
肩と腰に、ちゃんとベルトもあります。お値段も他のメーカーの同等品と比べてお手頃でした。
これがどうしたって思う方、お待たせしました。
この大きいリュックを機内持ち込みした理由は、長距離フライト中の足の高さを上げることです。
どういうカラクリかと言いますと・・・
こんな感じで座席の前に置きます。
そして、さらにその上に適当なバックを置きます。(私の場合はレスポのバック)
そのまま座ると・・・
写真だと分かりにくいんですが、足元の高さがめちゃ上がっています。
これが、すごい快適。プレミアムエコノミー感がすっごい出る。
そのまま毛布を掛けてしまえば、違和感ありません。
ちなみに、ここまで堂々とできないよ。という方へはこんなやり方も。
もう想像できますね。このまま座ると・・・
これでも、十分足の高さが上がります。同じように毛布をかけてしまえば全く違和感ありません。
体育座りも出来ます。
キャビンアテンダントの方も、完全なるスルーでした。
もちろん、横の人・通行人にも迷惑が掛かりません。
とはいえ、非常口席ですので私は最小限の実施としました。
ちなみに、NY→バンクーバーは6時間くらいだったので、一般席通路側の座席指定のみ予約をしました。
座席は広く、結構快適かなと思ったのですが、やっぱり圧迫感半端ない。とくに前の人がシートを倒すと、モニターも近くなる。目と精神的なストレスが半端ない。
足元は余裕がありました。
でも、これで12時間とか無理だわ。精神的に、無理。
飛行機の長時間フライト座席は「パントリー前非常口座席窓側」一択の理由:座席だけじゃない!快適なフライトのために欠かせないものがある。
そう、大切なのは座席指定だけではありません。
「長時間フライト中はどう過ごすか」。ボーッとしているだけで長時間があっという間に過ぎるわけではありません。
また、フライトグッツは「何を持っていくか」と、「それらをいつ使うか」。
この三つが組み合わさって、最高の長時間フライト体験となるのです!
私が実際に持って行ったもの・長時間フライトをどう乗り切ったのかをまとめましたので、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:体験談!飛行機の長時間フライトおすすめの過ごし方9選〜長距離移動でも快適な空の旅のために。
関連記事:使うタイミングが大切!飛行機の長時間フライトおすすめ必需品・便利グッズ25選〜長距離移動でも快適な空の旅のために。
飛行機の長時間フライト座席は「パントリー前非常口座席窓側」一択の理由:まとめ
改めて、メリットをまとめてみます。
・隣の人のトイレのタイミングに気を使う必要がない。(=起こされない)
・いつでも立てる。目の前のスペースでストレッチがすぐ出来る。
・前方座席がないから、圧迫感が全くなく精神的に良い。
・モニターと目線の角度や距離を調節でき負荷を抑えることができる。
・パントリーが目の前だけどそんなに煩くない。
また、食べ物の補充があれば一番に取りに行ける。
私の場合、身体的・精神的ストレスから全て解放してくれるのは「パントリー側・非常口座席」でございました。
その後、もう一度長距離移動をするタイミングがあり、通路側ではなく窓側を利用しましたが、窓側が一番快適でした。
座席指定の予約のポイントは、
ウェブチェックインの段階では、既に空いていない可能性が高いので、確実なのは追加料金を支払ってあらかじめ押さえておくことです。
これができれば、長距離移動の大部分のストレスが軽減できると思います。
一つ注意なのが、非常口の座席は、基本的に荷物を置いてはいけないということです。
そのため、このやり方をやって注意される可能性がありますし、万が一急に飛行機が墜落しそうになって不時着陸する!となった場合に、自分の荷物が邪魔になる可能性があるということを認識しておきましょう。
手荷物を入れる場所は自分の頭上にするために搭乗前から列に並び、早めに搭乗しましょう。長距離フライトの場合、大き目のバックを機内持ち込みする人が多いため、いっぱいになってしまいます。ゆっくり目に搭乗して、入れる場所がない!となったら自分の座席から遠いところに収納させられる可能性が高いです。むしろ100パーセントそうなります。それだと、いちいち取りに行くのが面倒くさいし、荷物を取るときに座っている人に気を遣うので、自分の座席から遠いところに収納することにならないように!
私が悪戦苦闘したこの他の対策も記事にしていますので、合わせてこちらもご参考になれば幸いです。
皆様の、より良い長時間フライトのために、お役に立ちましたら幸いです。
おわりっ!