家庭教師のバイトって時給がいいけど、私でもできるかな。
家庭教師のバイトってなんだかめんどくさそう。
そんな疑問にお答えします。
家庭教師のバイトは、スーパーのレジ打ちの時給と比べて2倍から3倍の時給を得ることができます。
高時給の理由は、家庭教師は「人に教えるスキル」が必要だからです。
そして、生徒にとってオンリーワンの存在であり、替えが効かないからこそ時給が高いのです。
家庭教師のバイトは、めんどくさそうというイメージがありますが、それを無視できるほどのメリットがあります。
本記事の結論は、こちらです。
え?人生の話になっちゃうの?ちょっと飛躍しすぎだわ。
いえいえ、言い過ぎではありません。確実に今後の人生を好転させることができます。
最後までお読みいただければ、納得いただけると思います。
それでは、いきましょう!
結論:家庭教師のバイト・副業で一生モノの3つのスキルを身に付ける。
そのスキルとは、
- 人に伝えるスキル。
- モチベーションを維持させるスキル。
- PDCAサイクルを回すスキル。
この3つです。
社会人の方であれば、この3つのスキルがいかに大切なものなのかお分かりいただけると思います。
家庭教師は、効率的にこの3つのスキルを体得することができる唯一のアルバイトです。
自信を取り戻すことができます。
家庭教師のアルバイトは成功体験を積みやすく、自分に自信が持てるようになります。自信が持てるようになると、人生が確実に好転します。
後半で詳しく考察していきますが、その他にもメリットは多々あります。
また、物事には少なからずデメリットもあるので、そのデメリットも考察していきます。
家庭教師のバイト・副業で一生モノの3つのスキルを身に付ける。
結論以外のメリットも、たくさんあります。
順を追って考察していきましょう。
高単価な時給。
3つのスキルを習得するだけでなく、家庭教師のバイトは時給が良いです。
そして、時給を上げることも容易です。
詳しくはこちらを参照ください。
自分の得意な科目・教えられるレベルを選ぶことが出来る。
自分の得意な科目であれば、新たに基礎知識を入れる必要はありません。
どうやって人に伝えるか、ということにフォーカスをするだけです。
塾では、様々な学年と科目を受け持つことがあります。
バイト面接時に「○○レベルの□□は指導できません」と伝えているのにも関わらず、です。
急遽、バイト仲間が休んだとき起こる現象です。
苦手な科目に当たってしまうと事前準備に時間をとられてしまいますが、個人の家庭教師だとそれはありません。
知っている=教えることが出来る ではありません。
全く別のスキルであるということを忘れないようにしましょう。
塾と比較して煩雑な事務処理が0。
個人の家庭教師のバイトは、塾講師の半分以下の事務処理量です。授業に関係のない事務所りは0です。
私は塾の講師をしていた事もありますが、授業とは関係のない事務処理が多く、時間を取られていました。
塾の講師は、1コマ当たりの時給なので、授業以外の時間は給料が発生しないところが多いです。
個人の家庭教師よりも「教えていた人数が多かった」ということもありますが、塾の講師は本当にブラックだと思いました。
そのため、特別な事情がなければ個人の家庭教師の方が効率的にお金を稼ぐことができます。
もし、塾でアルバイトをするのであれば授業以外の時間でも給料が発生する形態を取っている会社を選びましょう。
【オススメのバイト・副業】家庭教師はデメリットもたくさんある
メリットだらけの家庭教師のバイトですが、もちろんデメリットもあります。
(私の場合、それは全てメリットになりましたが、そう思わない人も多々いると思います。)
順を追って考察していきましょう。
他人のプライベート空間に入るということ。
他人のプライベート空間に入るので、色々と気を使います。玄関を開けた瞬間から、親御さんはあなたを見ています。
例えば・・・
- 強い香りのする香水や派手な(原色のみ・アクセサリー多い・スカートが短い)服装はNG。
- 清潔感は大切にする。(爪が伸びている・髪の毛がボサボサ・口が臭い)
- 犬・猫嫌いの人は要注意。特に、猫アレルギーの人は動物がいる家庭を避けましょう。
授業中に鼻水やくしゃみが止まらないとクレームの原因になります。 - 突然の体調不良
急に腹痛に襲われた場合、家庭のトイレを使わせてもらう必要があります。
前日に飲み過ぎて二日酔い・辛いものや匂いの強いものは食べないようにしましょう。
その他、脱いだ靴は揃える・明るく挨拶をする等は基本ですが、一般的なマナーを改めて調べることも必要です。
様々な家庭環境を知ることができるので、自分の家庭が常識であるという気持ちがなくなり、フラットな物差しを持つことができるようになります。
責任が全て自分にのしかかる。
その生徒にとって、家庭教師はオンリーワンの存在です。適当な指導はできません。
生徒は、家庭教師の何気ない動作や雰囲気を敏感に感じ取ります。
手の抜いた指導は必ずバレます。イラついているのもバレます。全部バレてると思ってください。
普通のバイトであれば、休憩時間やお客さんがいない時に、同じアルバイトの子と雑談ができますが、家庭教師はそれらがありません。
ほっと一息つける瞬間は、生徒さんの玄関を開けて家に帰る時までありません。
また、自分の替えがいないので簡単に予定を変えてはいけません。
でも・・・サークルだってあるし膨大な課題だって…。学生も忙しいんだよね・・・。
分かります。予定変更にもいろんな理由があるとは思いますが、生徒を第一に考え極力スケジュールを変更することがないようにしましょう。
その日にドタキャンは絶対に無しです。
長期で休む必要がある場合は、事前に親御さんと相談をして代理を立てる等が必要になります。
試験前は、指導日を増やす事が多いです。
そのタイミングで自己都合による指導が長期間できない状態は避けましょう。
家庭教師は生徒第一主義ですが、親御さんに対しても誠実な対応を心がけましょう。
授業の内容に口を挟んでくる・子供に無関心・家庭教師を通じて子供に探りを入れようとする保護者…いろいろな親御さんがいます。
優先すべきは生徒ですが、雇い主は親御さんですので、適度な距離感で接しましょう。
現在、家庭教師をしていて親御さんの対応で困っている方は、こちらの記事を参考にしてください。
⭐︎安請け合いをしなくなるので。判断力を身に付けることが出来ます。
指導前に事前準備が必要。
教える単元の下調べをしておく必要があります。
行き当たりばったりで教えられるほど、個人の家庭教師は甘くありません。
基本的には、生徒が持っている教科書や問題集を使用し授業を進めます。
そのため、新しく参考書を買ってもらう必要はありませんが、教科書や問題集だけでは生徒の理解が十分ではない単元があれば、オリジナルの問題作成・インターネットから問題をダウンロードし生徒に解いてもらう必要があります。
メリットの中で、「塾と比べたら事務処理が少ない」と記載しましたが、塾であれば生徒が使う教科書が全て揃っていたり様々な問題集がオフィスにあるので、そういった意味では準備はとても簡単でした。
塾・家庭教師共に、授業の準備時間は勤務時間に含まれません。
そのため、要領よく準備を行うことができなければ時給1000円以下になることも・・・?
私の場合は、四谷大塚の補講専門家庭教師をしていた時は、得意な分野であってもわからないことや説明をするのが難しいところが多々ありました。
本当に情けないのですが、四谷大塚のハイレベルな内容についていけなかったです。
それでも、やると言ってしまったからにはやらなければいけません。
事前に勉強をし何とか授業をしていました。お
かげで知識が身に付きとっても勉強になりましたが、教えられなかったらどうしようという精神的なストレスは常に抱えていました。
極端にレベルを上げすぎた結果でした・・・
ほんと、あの時は辛かったです。
めちゃくちゃ疲れる。
指導中は、集中力を高いレベルで維持しておかなければいけません。
2時間から3時間、ほっと一息入れる瞬間がありません。
生徒が問題を解いている時も、一問何分で解けるのか・次の単元はどのように指導するのか・つまずいたところはあるか・なぜつまづいたのかを考えています。
家庭教師を始めた当初は、「ホッと一息つくことができない・バイト仲間とたわいもない話をすることができない」ことが辛かったのですが、2、3回授業すると慣れます。大丈夫です。
成績が上がらなかったときの落胆&親に対しての説明。
前提として、一生懸命教えたとしてもたった1ヵ月で成績が急激に上がりません。
そのため家庭教師のバイトを始めた次のテストで成績が上がらない可能性が十分あります。
私の経験則では、成績が少し良くなり始めるのが家庭教師を初めてから3ヶ月後です。
トラブル防止のため、本契約する前に親御さんに「最初のテストでは成績が上がりません」と必ず伝えますし、場合によっては生徒にも理由を説明をします。試験後に、落ち込んでいた場合は、特に丁寧に説明します。
成績を上げることが最終的な目標ですが、最初の3カ月間は勉強のリズムを掴む・勉強に対する抵抗をなくすことが1番大切だと思っています。と、正直に伝えるようにしています。
といっても、理解してもらえない親御さんもいます。
この時点で、強い拒否反応を示すようであればその生徒への指導を断る勇気も必要です。
後々、トラブルに発展する可能性があります。
しかし、3ヶ月たっても全く成績が上がらなく日々行う小テストの成績も芳しくない場合は、自分の指導方法が原因です。
生徒のやる気がない、生徒が勉強してくれないというのは言い訳になってしまいます。
そのモチベーションを維持させるのも私たち家庭教師の仕事です。
なので、3ヶ月経って成績が上がらない場合は、根本的な指導の見直しと親御さんへの勉強計画書を提出をし説明をする必要があります。
場合によっては、親御さんに協力を仰ぐことも必要です。
指導に関しては日々改善をしていく以外の選択はありません。
PDCAを回していくしか改善方法ありません。
質の高い問題解決能力を得ることができました。
【オススメのバイト・副業】家庭教師で人生を変える3つのスキルを手に入れる
たくさんのデメリットを挙げましたが、そのすべてを吹き飛ばすほどのメリットがあります。
文頭でもお伝えしたたように、人生を好転させる3つのスキルを身に付けることができます。
家庭教師を経験して、身に付けることができるスキルとは。
・モチベーションを維持させるスキル。
・PDCAサイクルを回すスキル。
この3つです。
正直、この3つのスキルを入社前に持つことができれば最強新入社員です。どんな企業でも、喉から手が出るほど欲しい人材です。
では、このスキルとは一体どのようなものでしょうか。
人に伝えるスキル。
このスキルが身につけば、交渉事項が自分の思う通りにスムーズに運びます。
よくあるビジネス書では「論理的に数字を用いて説明する」ことで、全ての交渉がうまくいく等の内容があるのですが、必ずしもそうではありません。
人によって、伝え方を変化させる必要があります。
大切なのは「この人は、どういう表現で説明すれば納得してくれるだろうか」と相手の性格を感じ取りそれに合わせて自分の表現方法を変えていくことです。
論理的に説明して納得する人もいますが、熱血感情タイプで心が動く人もいます。
行動計画を示すときは、考察や推移を含め論理的に数字を用いて説明し、一部分は感情に働きかける・・・という使い分けが大切です。
相手の壺を読む力を養うことができ、表現方法が広がります。
私は、営業・コンサルタントとして働いていましたが、クライアントに論理的に説明をするスキル・購買意欲を落とさせないスキルには自信がありました。
それらは、家庭教師時代に散々やっていたことです。
入社直後に一通りの研修を受けましたが、うまく実践することが出来ない先輩社員が多かったです。
私は、学生時代に全くの他人(しかも親御さん&生徒さんという自分とはかけ離れた場所にいる人たち)を納得させるためにはどうすればいいのか・・・という困難を既に体験していたので、社会人になってから楽に仕事をすることができました。
モチベーションを維持させるスキル。
生徒も親御さんも、勉強に対するモチベーションが下がる時があります。
もちろん、自分自身のモチベーションが下がる時もあります。
生徒のモチベーションが下がったままだと集中力が落ち、身に入らないので1コマ無駄になってしまいます。
また、自分のモチベーションが下がったままだと良い指導はできません。
そのため相手・自分のモチベーションを維持をさせるためにはどうすれば良いのか、ということを常に考えていました。
正直、生徒の勉強に対するモチベーションが下がることがなければ、家庭教師がいなくても勝手に成績は上がります。継続できないからこそ成績が上がらないのです。
・・・ダイエットと同じですね。
常にモチベーションを最大出力で維持せよ。と言っているわけではありません。それは難しい。
なので、緩急をつけて指導しモチベーションを徐々に上げて、なるべく長い時間保つようにしましょう。
私は、チームを率いるリーダーとして勤務していましたが、部下のモチベーションを保たせるのがいかに難しいか・企業は(私含め)社員のモチベーションを上げることに対して莫大な金額をかけていることを知ることができました。
私の場合、家庭教師をやっていたスキルを十分に使うことができたので、私のチームは他のチームに比べて圧倒的にモチベーションが高かったし、チームの雰囲気もとても良かったです。
成績が芳しくない生徒は、集中力も勉強に対するモチベーションも低い子が多いです。
ときには雑談をすることが大切です。その中で生徒の性格を把握し、相手に響く言葉を考え、緩急をつけて指導を行いましょう。
様々な方法でアプローチしましょう。どれか引っかかるはずです。
そうすることにより、モチベーションを一定のレベルで保つことができます。
こちらのスキルも一長一短で身につくものではありません。本を読み、実践あるのみです。
PDCAを回すスキルが身に付く。
PDCAとは、
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
の頭文字を取ったもの。Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す技法です。
様々な企業が使っている生産管理改善の方法です。
新入社員は、はじめにこれを習うと言っても過言ではありません。
家庭教師は、常にPDCAを回していきます。
自分の指導方法の結果が、試験結果です。満点を取る生徒はいませんので、試験の結果を受け、また指導を改善して・・・その繰り返しです。
成績が上がっても上がらなくても「改善できたところはどこか・成績が上がったが、足を引っ張っている箇所はどこか」等、常に改善し続けることができます。
家庭教師はとても奥が深いです。
このPDCAを実践できる大学生・社会人1−3年目は、どのくらいいるでしょうか。
特に、改善提案に対する受注率がとてもよかったです。
多角的な視点で物事を捉えることが出来るようになったおかげで、人間関係の衝突を減らすことができました。。
PDCAについて書かれている本は、たくさんあるので是非一度読んでみてください。頭では理解しても、実践するのがとても難しいです。
これから社会人になる方は、この3つのスキルは最強の武器になります。
面接の際に、家庭教師のバイトをしていた時に得ることができた3つのスキルを話してみてください。受かります。
家庭教師で一生モノの3つのスキルを身に付けると人生が好転する
人生を楽しく生きるためには、自分に自信を持つことが大切です。
なくなってしまった自信を取り戻すには、成功体験の積み上げが必要です。
家庭教師は成功体験を積みやすいため、人生を変えることができます。
私が得られた成功体験は次の通りです。
・子供の成績が上がると、生徒本人も親にも感謝をされる。直接「先生、ありがとうございます」と感謝される。
・感謝をされると、自己価値が高まり自分も子供も強いモチベーションの維持につながる。
・何か1つのことをやり遂げたと言う経験がずっと心の支えとなる。
・あの時、私も生徒さんも諦めなかった。頑張ることができた。と勇気が出る。
家庭教師の体験は、自信を持って何かをやり遂げたと言う強い達成感を味わうことができ、それが自分の自信につながります。
自信を持つと人生が好転する、その詳細は別の記事で公開していますので、併せてお読みください。
まとめ:家庭教師のバイト・副業で一生モノの3つのスキルを身に付ける。
家庭教師のバイトをしているときは、「この3つのスキルを身につけるぞ!」と考えていませんでした。
家庭教師の経験があったから、私は抵抗なく行うことが出来るんだ!
すごいじゃん、家庭教師!!
と気がついたのは、入社してから2年ほど経過したときでした。
あの時、もっと明確にスキルを身につけるためにアルバイトをしていたら、また人生変わってたなと思います。
家庭教師のバイトは、将来の自分のキャリア形成に一役買ってくれるだけではなく、人間関係を円滑に進めるためのスキルを身に付けることができます。
そして、高単価の時給で働くことができる最強のバイトなのです。
これから社会に羽ばたく学生の皆様・まだまだ勉強中の社会人の方、人生向上したい方、自分に自信をつけたい方には、是非家庭教師のバイトを経験してもらいたいです。
そして、スキルを体得し自分の価値を高めてください。
よし、家庭教師を始めるぞ!と決意をした方は、こちらをご覧ください。
家庭教師の始め方をご紹介しています。
これからも、皆さんの人生が楽しく豊かになるような記事を公開していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
おわりっ!